ソチ五輪(オリンピック)の7競技98種目のルールをまとめましたっ!
ソチ五輪(オリンピック)は、7競技98種目が行われる。初めて見る競技もあると思うので、簡単に、各種目のルールをまとめてみました。
1.スキー
(1)アルペン・・・旗門と呼ばれるコースの中に立っている旗を通過していく競技。必ずすべての旗門を通過しなければならず、旗門不通貨のままゴールしても失格になる。また旗門を通過する際は、両足で通過する必要があり、片足で通過したら失格になる。上記のルールを守り早くゴールに到着するタイムを競う競技です。
今回のソチ五輪(オリンピック)のアルペンの種目は、回転、大回転、スーパーG、滑降、複合(滑降+回転)を実施する。各種目の違いは、旗門の数を少なくして、主にスピードを競うスーパーG、滑降。逆に旗門の数を多くし、技術力を競う回転、大回転がある。複合は、滑降と回転を合わせた種目です。
(2)クロスカントリー・・・簡単に言えばスキー板を履いたマラソンです。ソチ五輪(オリンピック)で行われるクロスカントリーは、15km/10kmと50km/30kmがあります。また4人でつなぐリレーも4×10km/4×5kmリレーと2種類あります。
また、一周約1km~2kmのコースを設け、そのコースを何週かして、タイムを競い合うスプリントという種目があります。個人は、スプリント。団体・チーム戦はチームスプリントといいます。
スキー走法には、クラシカル走法とフリー走法の2種類あり、パシュートはこの2種類の走法を使いタイムを競い合う競技です。
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(3)ジャンプ・・・高梨沙羅ちゃんが参加する競技です。おおよそ東京タワーの第一展望台ほど高さのあるジャンプ台からスタートして、カンテと呼ばれる踏み切り台からジャンプして、飛距離と飛形点を競う。飛距離とは、踏み切り台からジャンプして、両足で着地するまでの距離。飛形点とは、踏み切りのタイミング・飛行中・着地のきれいさなどが採点される。
ジャンプは、ノーマルヒル、ラージヒルがある。ノーマルヒル、ラージヒルの違いは、ジャンプ台のサイズの違いである。ノーマルヒルは、85~109mのジャンプ台。ラージヒルは、110m以上のジャンプ台から飛距離と飛形点を競い合います。沙羅っちガンバですwww
(4)ノルディック複合・・・クロスカントリー+ジャンプの複合競技です。ソチ五輪(オリンピック)で行われるノルディック複合は、ノーマルヒル、ラージヒル、ラージヒル団体の3種類あります。
(5)フリースタイル
モーグル・・・上村愛子さんが参加する種目のモーグルです。規則正しく並んだコブのある傾斜を下り、タイムとコブに対処する技術を競います。スタートしてからゴールするまでに、小さなジャンプ台2つあり、そこで、空中に浮いている間のエア演技も採点の25%に含まれますが、やはり、採点の分配が50%と一番多いターンが重要な要素である。採点の多い順に並べるとターン(50%)・エア演技(25%)・スピード(25%)です。
エアリアル・・・
エアリアルの動画です↓
北海道選手権フリースタイルスキー競技エアリアル種目公式トレーニング - YouTube
ジャンプ台で宙に浮き、エアの演技力を競う種目です。エアリアルもやはり採点配分が決まっており、高い順に、エア演技(50%)、着地(30%)、距離と高さ(20%)となっています。エアリアルは、エア演技が重要なんですね。
う~ん、かっこいいねハーフパイプ。僕も命が3つあればチャレンジしてみたいですwwwハーフパイプの採点基準は、ジャンプの難易度、高さ、着地などが採点基準になります。
スロープスタイルは、階段の手すりをスキー板で滑ったり、ジャンプ台でエア演技をしたり、大会によりジャンプ台や障害物が大きくことなるため、選手たちは大会入りしてから、演技構成を組み立てるようです。採点内容はやはりエア演技と着地が重要になります。
スキークロスは、旗門を通過しつつ、小さなジャンプ台もあり、タイムを競う障害物競走のような感じですね。
2012.02.19 FUKUI IZUMI CROSS GAME スキークロス1回戦 ...
1024 スキークロスTR02瀧澤・松原・河野・かつ - YouTube
(6)スノーボード
パラレル回転とパラレル大回転は、スキーアルペンの回転・大回転と同じで赤と青の旗門をスノーボードで交互に通過していく種目です。
ハーフパイプもスキーのハーフパイプと同様にU字のジャンプ台で踏み切り、エア演技や着地により採算されます。
スロープスタイルは、ジャンプ台だけでなく、レールの上をスノーボードで滑ったりするオリンピックで初めて採用される新種目です。
2008年 全日本スノーボード選手権 スロープスタイル男子決勝 - YouTube
【TBS】「ソチ五輪」注目競技&選手!スノーボード新種目スロープスタイル「角
2.スケート
(1)スピードスケート
一周400mのアイススケートコースで、タイムを競いあう。コースはダブルトラックとなっていて、内側と外側があります。内側でスタートした人は、コース途中の交差区域で外側のコースへ移り、逆に外側でスタートした選手は内側のコースへ移動します。この時、内側から外側のコースへ移動する選手は、外側から内側へ移動する選手の進行を妨げてはいけません。妨げた時点で失格が確定します。あくまで、外側から内側へ入るスケーターが優先されるのがルールになっています。
ソチ五輪(オリンピック)で行われるショートトラックの種目は、500m、1,000m、1,500m、3,000m、5,000m、10,000mの6種類あります。
また、スピードスケートのチーム戦としてチームパシュートがあります。チームパシュートは1チーム3人組で男子が3200m、女子が2400mの距離を三人同時に走り、チームの中の一番最後の人のタイムを競い合います。ペースメーカーを交代し協力しながらベストタイムを目指す種目ですね。
(2)フィギュアスケート
シングル・・・音楽に合わせて、2分40秒以内にジャンプやスピンの演技をして得点を競い合います。2分40秒をオーバーしたら、オーバー10秒毎に減点があります。優勝を目指すならば、技の難易度が高いジャンプを繰り返せばいいわけですが、失敗した場合点数が入らず、一回の演技の中で出来る要素は8つと決まっているため、、確実に飛べるジャンプを繰り返すという戦略を取る人もいます。、
ペア・・・シングルの二人ヴァージョン。男子と女子がペアとなる。女子を持ち上げたりするリフトやスピン・ジャンプの演技がある。
アイスダンス・・・アイスダンスは、ペアと似ていて、男女のペアが、氷上で、歌詞があってもOKな楽曲で男女仲良くダンシングする。ペアと違う点は、アイスダンスダンスというだけあって、パートナーを持ち上げたり、ジャンプやスピンは禁止されていて、ダンスをメインに採点される。
団体・・・ソチ五輪(オリンピック)で新採用となるフィギアスケート団体は、シングルの男女とペアとアイスダンスの合計点を争う競技です。
(3)ショートトラック・・・1周111.12 mのトラックを4~6人の選手が同時に氷上を滑り、タイムというより順位制の種目。スピードスケートとショートトラックは似ているようで全然違います。わかり易くいうとスピードスケートは、陸上の50m走のように各選手にコースが設けられていますが、ショートトラックの場合、競輪のように選手は何コースを走ってもよく、選手と選手がぶつかりそうな中、順位を競い合うのがショートトラックの見どころです。
ショートトラックの種目は、500m、1,000m、1,500m、5,000mリレー、3,000mリレーと全部で5種類あります。
3.アイスホッケー
アイスホッケーは簡単に言うと氷上のサッカー!?自軍と敵軍のゴールが向かい合い二つあります。ゴールの前にはキーパーがいて、ボールとなるパックをスティックを使い、敵チームがゴールに向かって打ってくるので、キーパーはパックを弾きゴールを守ります。一試合につき20分×3セット行われ、一点でも多く得点をゴールへ入れたチームが勝ちとなります。コートに出場できる選手は6名となっています。
4.ボブスレー
【下町ボブスレープロジェクト】オンボードカメラ1 2012.12.13 - YouTube
(1)ボブスレー・・・ジェットコースターの手動版ですね。スタートと同時にそり(乗り物)を押し、加速してから選手はそりに乗り込み、一番前の選手がハンドル操作をして、タイムを争う競技。種目は、2人乗りと4人乗りがある。最高時速は時速130km程に達するほど高速になる。
ボブスレーという種目はコースがしっかりしていないとケガ人が多発するスポーツです。バンクーバー五輪の場合、コースの高低差がありすぎて、そりが最高時速151キロ記録し、そりを制御できなくて事故が起きたりしました。また、コースが難所すぎて、ハンドルミスにより、選手がそりから外へ投げ出されるケースが目立ちました。練習中にもグルジアのクマリタシビリ選手(21)は、鉄柱に頭を打ち死亡したそうです。ソチでは選手の安全を第一に考えたコースであることを願いたいですね。
スケルトンは、ボブスレーと同様、そりに乗りレール上を滑っていきます。ボブスレーと異なるのは、そりがシンプルな作りであることです。ボブスレーの場合は、新幹線の先頭車両のように、そりの先端が丸みを帯びた鋼鉄製のそりで、前にハンドル、後ろにブレーキが備わっています。スケルトンの場合は、そり自体にハンドルブレーキは備わっていなく、重心移動によりハンドリングとブレーキを行います。
スケルトンとリュージュの違いは、そりの乗り方が異なります。スケルトンは、進行方向に対して、頭を向け、うつ伏せになり、そりに乗ります。逆にリュージュは進行方向に対して、頭を後ろにして、仰向けでそりに乗ります。両方とも怖いですね。
カーリングは、ストーンという丸い直径30cmほどの石を的に向かって投げます。カーリング競技の進め方は野球の試合に似ていて、一試合につき野球は9回までありますが、カーリングは10回まであります。カーリングの一回で各チームが8個ずつストーンを投げて、的の真ん中にある相手チームのストーンを弾き出したり、あえて的の手前に壁をつくるためストーンを配置したりして、ストーンを的の一番真ん中に止めることを競う競技です。
カーリングの得点の計算は、まず、どちらのチームのストーンが的の一番真ん中に近いかを選び、選ばれたチームが得点権を得られる。次に、得点を計算する。計算方法は、相手チームの一番的の中心にあるストーンを選び、得点権が得られたチームのストーンが相手のストーンより何個内側にあるかを数えて、得点を計算する。
7.バイアスロン
スプリントとは、クロスカントリー(氷上のマラソン)+射撃を組み合わせた競技。クロスカントリーの後は、息が上がって、銃を的に当てることが難しいですよね。的をはずした場合は、ペナルティとして、150mのクロスカントリーが追加され、スタートからゴールまでの合計タイムで順位を決定します。
パシュートは、スプリントで上位60位に入賞した人が参加できる種目で、スプリントとの違いは、射撃の撃つ数とクロスカントリーの距離が異なる。また、スプリントは、タイムで順位を決定していたが、パシュートでは、着順のまま順位が決定します。
スプリントの種目は、15km/12.5kmと20km/15kmがあります。
パシュートは、4×7.5km/4×6kmリレーと混合リレーです。混合リレーは男女混合の意味です。
試合の進め方は、一気にまとめて15kmや12.5kmを走り、射撃するのではなく、例えば、12.5kmパシュートの場合こうなります。
- 2.5km走り
- 伏せて射撃を5発
- 2.5km走り
- 伏せて射撃を5発
- 2.5km走り
- 立って射撃を5発
- 2.5km走り
- 立って射撃を5発
- 2.5km走り
ゴールという具合に進めます。
射撃方法は、立って撃つ場合と伏せて撃つ場合があり、スプリントの場合は、伏せて5発、立って5発撃ちます。パシュートは、スプリントの倍です。伏せて5発→伏せて5発→立って5発→立って5発
やはり最後のほうになると選手も疲れてきて、的を外しまくるのでしょうか見所ですね。
以上でソチ五輪(オリンピック)の7競技98種目!?(98種目もあったのかな?)のルールを簡単に説明しました。ルールをまとめていて思いましたが、やはり冬季オリンピックは、嫌いです!だって、夏のオリンピックに比べ大怪我する可能性が冬季五輪のほうが高いじゃないですか。
スキージャンプなんか東京タワーの第一展望台くらいあるジャンプ台からジャンプするんですよ!危ないじゃないですか。一番怖いのは、スケルトンとリュージュ。ボブスレーはまだ鉄の塊に覆われているから良いとして、スケルトンとリュージュは、事故したら飛んで行きます。そして鉄柱に頭を打って死亡した選手もいます!あかぎれで手を洗うのでさえ怖い僕にはソチ五輪(オリンピック)なんて怖すぎて観てられませんっ!(ちょっと違うか!?)
とにかく順位はどうでもいいんで、全選手が大きなケガなく、事故死することもなく、ソチ五輪(オリンピック)が無事閉幕することを開幕する前から願っております。