芸能・ニュース記事に喝っ!

普段、僕が耳にする、芸能ニュースやニュース記事について、あのTBS番組みたいに喝ってきます!?

高畑勲監督|最終作品『かぐや姫の物語』を観て思った5つの事

先日、またしても地元のショッピングモール、ヴェルシティ鈴鹿の中にあるイオンシネマで高畑勲監督の最後の作品と言われている『かぐや姫の物語』という映画を見てきました。観た感想を5つ程書きますが、まだ『かぐや姫の物語』を観てなくて今後観る予定の方は、ネタバレ(映画の内容が分かる)が下記の文章に出てくるかもしれないので、映画の内容を知りたくない方は、映画を観終わったあとに、ブログを観てね。

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ネタバレチケット

感想①この映画って人生そのもの。というかこの世の縮図を描いた作品だ!

感想②『風立ちぬ』より良かった

感想③翁役の地井武男が月に帰ったよな

感想④声優の選出は良かった。

感想⑤『かぐや姫の物語』の原作ってどんなんだっけ!?

 

とその他にも色々思いましたが、キリがないのでこれくらいにしておきます。では、解説するほどではないですが、感想①~⑤まで、詳しく述べます。

感想①この映画って人生そのもの。というかこの世の縮図を描いた作品だ!

そうなんです。人生って、苦しみ・辛いのが8割で、楽しみ・喜びが2割だと思うんですね。そりゃいい時もあれば、ダメな時もあるけれど、総じて、トータルで考えると、この割合で落ち着くと思う。

映画の中でも、苦しみ・辛いのが8割で、楽しみ・喜びが2割の内容で描かれている。基本、かぐや姫にとって、日々良い事がなく、苦しみに満ちた日々を送っていて、たまに、良いこと(捨丸にいちゃんに再開出来る)が、すぐに悪いこと(再開した捨丸兄ちゃんが物を盗み、市民にボコボコに殴られる)に変化する。本当に、リアルに描いているなあと思う。

また、赤ん坊が生まれた喜びから、子供の育ち、思春期の出会い、結婚、死(月へ帰る)が描かれていて、78歳の高畑勲だけあって、人生を達観していると思う。人間の欲も何種類か出てくるが、特に翁の欲(社会的地位を高めたい、他人に認められたい承認欲望)がえげつなく、そして、リアルに描かれている。目を背けたくなる人間の汚さをしっかりに描いてます。

 

感想②『風立ちぬ』より良かった

まあ、テーマが『かぐや姫の物語』の方が深くて、良かったのもあるけれど。テーマ以外でも見せ場も沢山ある。捨丸との再会のシーンとか、最後の月へ帰るシーンも描き方が上手いし、また、かぐや姫が夢のなかで、屋敷から抜け出すときの描き方も新鮮だった。高畑勲監督は、最終作の割には、今までの集大成という事で、無難な作品かと思いきや、今からどんどん新たな表現を模索している若手の映画監督みたいに、すごく挑戦的な作品でした。十二単(じゅうにひとえ)を脱ぎ捨て、故郷へ帰るかぐや姫のシーンも良かったし、かぐや姫の小さな畑の中で、顔を地面に屈めて、視点を変えると違う世界が広がるシーンも好き。とにかく、『かぐや姫の物語』は、名シーンが『風立ちぬ』よりも多いと思う。

 

感想③翁役の地井武男が月に帰ったよな

2012年6月29日に亡くなった地井武男さんは、翁役という重要な役で声優として出演。『かぐや姫の物語』が完成する前に、亡くなられて、とても残念ですが、翁役にぴったりのハマり役でした。初めは、翁の声を聞くと、地井武男の顔が思い浮かんだが、徐々に、翁役に馴染んできました。ご冥福お祈り申し上げます。

 

感想④声優の選出は良かった。

地井武男ももちろんの事、他の声優人も良かった。もともと、かぐや姫の声優を務めた朝倉あき、捨丸役の高良健吾(こうらけんご)について、声も顔も知らないから、違和感なく物語に入っていけた。

声優で失敗するパターンは、有名人が声優をしていて、アニメに登場するキャラクターに溶け込めればいいが、物語の最後まで、そのキャラクターが話すと、話す本人の顔が思い浮かぶ場合は、見事失敗の証でしょうね。

地井武男も初めは、おやっと思いましたが、最後の月に帰るかぐや姫と止めようと必死になる時には、翁の声として、受け入れられました。地井武男の演技がうまかったのと、翁役に地井武男がマッチしていた証拠だと思う。

 

感想⑤『かぐや姫の物語』の原作ってどんなんだっけ!?

僕の4つくらい後ろの席で、女子中学生っぽい子が女友達と来ていて、喋りながら映画を鑑賞しちゃってるのね。それで、彼女たちは、原作を知っているらしく、「次、こうなるよね。あれっ、原作と違う」って言ってた。

こういう客は迷惑なんだよね。4つ離れていても聞こえる声で話しているから、真後ろの客は、彼女らがうるさくて仕方ないでしょうね。別に1700円払って、『かぐや姫の物語』を観る女子中学生の感想を聞きに来ている訳じゃないんだから勘弁して欲しい。

しかも、僕の隣は、「昨日、2時間しか寝れやんかったで、寝たらおこして」って上映前に友人と話すおばさんがいて、案の定、10分くらい寝ちゃうという・・・。ううっ、いびきはないけれど、寝息が少し気になる・・・。そんな悪条件な中でも、『かぐや姫の物語』には、観る者を引き付ける面白さがあったため、比較的集中して、最後まで観ることが出来ました。

そう、それで、女子中学生によると、『かぐや姫の物語』の原作と本作品は、異なるみたいだね。高畑監督もTVの番組のインタヴューで、「原作をそのまま描いちゃうと25分で終わっちゃうから、かぐや姫がこの時、どう思ったかという気持ちを中心に描いていった」とか言ってましたからね。『かぐや姫の物語』の原作を調べました。

どうやらかぐや姫は、竹取物語の一節で、しかも竹取物語の原作に何百年もかけて色々な人がストーリーをツギハギして、今の物語があるみたいですね。

竹取物語(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

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かぐや姫の物語 ビジュアルガイド (アニメ関係単行本)

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日本の古典―完訳〈10〉竹取物語・伊勢物語・土佐日記

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